大手調剤薬局チェーン「日本調剤」の薬剤師の評判は?

日本調剤ってどう?日本調剤の特徴とリアルな評判

日本調剤は、調剤薬局業界No.2の売上を誇る大手調剤薬局チェーンです。

 

日本調剤グループは、調剤薬局事業だけでなく、
医薬品製造販売業として「日本ジェネリック」「長生堂製薬」、
薬剤師人材紹介事業「ファルマスタッフ」、医薬コンサルティング事業など
医療業界において幅広い事業を行っています。

 

 

 

 

 

設立 1980年3月
資本金 39億5302万円
売上高 2348億4300万円(2016年4月期)
店舗数 527
従業員数 3435名(2016年3月期)

 

 

全国47都道府県への出店

北海道から沖縄県まで、全都道府県に日本調剤の店舗があります。
日本調剤の出店スタイルは大きく3つに分類できます。

 

基幹病院前の門前薬局

日本調剤の約7割が大学病院など大型総合病院の門前薬局です。
そのため、高いレベルの知識、技能、スキルを身につけることができ、最先端の医療現場の一端を担うことができます。

 

地域に根差した面対応薬局

住宅街や街中、駅近くなど患者さんの利便性の高いところに出店している店舗です。
地域の健康管理のエキスパートとしての「かかりつけ薬局」を担う薬局です。

 

メディカルセンター(医療モール)型薬局

複数の医療機関が集まる医療モールへ出店している店舗です。
30年ほど前から医療モール開発を行い、
現在では日本調剤の約1割がこの医療モール併設スタイルの店舗です。

 

 

充実した教育体制

教育システム

薬学知識・技能はもちろんのこと、医療人としての取り組み姿勢、
考え方に関する教育にも注力しています。
さらに、患者さんとのコミュニケーション能力や店舗管理能力など選ばれる
「かかりつけ薬剤師」となるための教育・研修制度です。

 

全国各支店に20名以上の教育専任スタッフが常駐しており、
きめ細やかなバックアップ体制によるフォローが行われています。

 

 

継続的な教育制度

新人薬剤師・若手を対象とした研修から中堅・管理職を対象とした研修まで
個人のスキルアップを万全にサポートする体制を整えています。

 


継続的な研修
  • エクセレントサービス研修(接遇スキル)
  • 在宅医療集合研修
  • 症状解析・服薬指導勉強会
  • 調剤過誤防止勉強会
  • 学術発表会
  • 大学病院実務研修制度

 

コンテンツ資材・サポート制度
  • 質疑応答システム(疑問をすぐに質問できる)
  • 新薬情報配信
  • 研修認定薬剤師サポート制度(研修・登録費用の全額補助)
  • ビデオライブラリ
  • 手話・ソーシャルスタイル学習

 

e-ラーニングシステム

15ステップからなる研修で、インターネット上で学習およびテストが行えます。

 

疾患と薬学知識や在宅医療、OTC医薬品、漢方、適応外使用、法律・制度、店舗管理知識など幅広い知識を身につけることができます。

 

 

在宅医療への取り組み

2011年度より在宅専門部門を設置し、在宅療養されている患者さんへの
在宅訪問服薬指導の取り組みを推進しています。

 

全国すべての日本調剤の薬局で、訪問服薬指導サービスを行う体制を確立しています。

 

在宅医療の専門知識やスキルを高めるため、在宅医療の集合研修を行っています。
全国の会場で講義と実習を取り入れた実践的な内容となっています。

 

日本調剤で働く薬剤師のリアルな口コミ評判

 

 

「日本調剤」は、アインファーマシーズに続き
調剤薬局での売上ランキング2位の大手調剤薬局チェーンです。

 

日本調剤で実際に働く薬剤師から見た日本調剤のリアルな評判を紹介します。

 

「日本調剤」の特徴(おおまかな年収例 、福利厚生、仕事内容)

 

パートの時給

薬剤師未経験の私の場合ですが、扶養内の場合は時給1,600円
扶養範囲以上働くなら時給2,000円と面接のときに提示されました。

 

未経験の場合、時間数が少ないと仕事が覚えられないので、
扶養外で就労したので時給2,000円でした。
もちろん、経験者の場合は経験を考慮した時給になります。

 

 

福利厚生

日本調剤の社会保険に加入している場合、日本調剤で薬を調剤した料金が無料になります。
半年ごとにまとめて申請なので、少し面倒です。
法律ではパートは週30時間以上の勤務で、会社の社会保険に加入が義務ですが、
日本調剤の場合週28時間で加入できます。

 

そのため、一日7時間、週4日働くのが推奨パターンで、パートの方はこのパターンの方が多かったです。

 

 

仕事内容

総合病院の門前中心のチェーンなので、診療科が多く、
一包化・軟膏・散財混合と薬剤師に必要な仕事が偏りなく習得できます。

 

私の勤務している店舗は、まだ在宅医療にはあまり力を入れておらず、
現在は在宅の仕事には携わっていません。

 

「日本調剤」で働くメリット・デメリット

 

日本調剤で働くメリット

パートは時間できっちり帰れます。しかも遅くても5時には全員帰れます。
5時以降は社員さんが一人残りますが、せいぜい7時には帰れてました。
残業がないというのは、家庭や育児と両立している女性薬剤師には非常に嬉しいです。

 

残業がない理由は、日本調剤は総合病院の門前だからです。
総合病院は外来の受付4時に終了して、5時には患者さんが少なくなるため、
5時以降は薬剤師が一人いれば十分なのです。

 

個人クリニックの門前薬局の場合は、クリニックそのものが7時まで受付しているので、
一日勤務や午後勤務だと終了が7時以降になります。

 

日本調剤は、男性社員や独身女性も多いので、
そういった薬剤師さんが5時以降は不満なく残ってくれます。

 

その分朝が遅く10時出勤なので、大きな負担ではないからです。
個人クリニックの門前で働いている薬剤師が全員主婦等の場合は、
ほとんどが5時までの勤務を希望するため、家庭との両立が大変になります。

 

できれば、事前に店舗で働いている薬剤師に男性薬剤師や独身女性の薬剤師がいるか
主婦ばかりの店舗ではないかなどを聞いておくことをおすすめします。

 

 

日本調剤で働くデメリット

総合病院の門前薬局なので、とにかく扱う医薬品の種類が多いです。
未経験で入社した私には大変でした。

 

店舗によっては、パートさんばかりで研修体制が整っていなかったり、
人によって言うことが違い、人間関係が大変なところもあります。

 

「日本調剤」は、こんな薬剤師におすすめ

 

総合病院の門前薬局が多いので、あらゆる診療科の処方箋を受けますし、
扱う医薬品数も多く、覚えることが多いので、高齢で未経験のパートには正直きついと思います。

 

もちろん、高齢・未経験で定着している方もいますが、挫折する人もいます。
チェーン調剤薬局では、異動やヘルプに対応しやすいように、棚がアイウエオ順の店舗もありますが、
日本調剤の場合は各店舗の管理薬剤師が好きなように並べます。

 

私のいた店舗では、病院に多い「薬効順」でした。
薬の名前を見て、それが内科でも糖尿病なのか喘息なのか、劇薬なのか普通薬なのか、
よく使う薬(カセットにある)かあまり使わない薬(引き出しにある)か、
それを覚えないと薬を探すのが困難です。

 

暗記が得意な方なら大丈夫だと思いますが、学生時代暗記が苦手だった方は大変です。
若いときに病院や総合病院の門前の調剤薬局で働いた方にお勧めです。

 

パートは時間できっちり5時に帰れるので、定時で帰りたい人にもお勧めです。
普通に会社員をしていた私は全く抵抗がありませんでしたが、
医療ドラマのような患者様のために尽くす薬剤師を目指したい方は、日本調剤に合わないようです。
よくない評判もあるようですが、私は普通の薬局だと思いました。

 

日本調剤に転職するためのアドバイス

 

薬剤師転職サイトを利用すると、紹介会社の方で匿名の履歴書をいろいろな会社に紹介し、
書類選考が通った人だけが面接するので、自分で1件1件履歴書を書いて面接するより効率が良いです。

 

また、紹介会社の方に相談できることもメリットです。

 

「未経験でパートは厳しい」「さらに扶養内は厳しい」「秋が転職シーズン」
「内科は、冬は患者さんが多いので、未経験入社は春がお勧め」といった情報をいただけました。

 

私のような未経験で薬局業界のことをあまり知らない私には、大変ありがたいことでした。
紹介会社もいろいろなので、転職サイト選びが大切です。

 

日本調剤に転職を考えている場合は、
日本調剤のグループ会社である「ファルマスタッフ」には必ず登録してください。

 

コンサルタントさんからかなり詳しい情報を聞くことができます。

 

私の場合は、インターネットで「ファルマスタッフ」に登録し
コンサルタントの方に希望を伝えながら求人を探しました。

 

 

            「日本調剤」の情報収集におすすめの転職サイト

 

ファルマスタッフ

 

 

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コンサルタントが面接に同席してくれるので、質問の返答に困った時もフォローしてもらえます。
年収や労働条件の交渉もコンサルタントに任せられるので、
安心して面接に臨むことができます。

 

 

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